学ぶうさぎ。

頭の中の整理。学んだこと、気になったこと、覚えておきたいこと、などなど。

大福帳を始めて1ヶ月。

大福帳に取り組み始めて約1ヶ月が経ちました。

授業の進度であったり、(恥ずかしながら)お説教をしていたりで毎回は難しいのですが、生徒も慣れて来たので振り返りをしておきたいと思います。

 

今年度の担当クラスは3クラス。

1、進学系の上位クラス。文理合同。入試問題演習中心。

2、進学系の下位クラス。文系のみ。問題集による演習中心。

3、2と同じ。

 

幸か不幸か、高校3年生のみの担当です。

初めは、大福帳に通り組ませるのには適当ではないのかなぁ…と不安に思っていました。しかし、私の想像もしていなかった取り組みを生徒たちはしてくれているので嬉しい驚きです。

どのクラスでも取り組ませ方は、ほとんど同じです。

 

入試問題の素材文のテーマについて、感じたことや考えたことを記入してもいいよと伝えています。

すると『自分も…と言えるのかもしれない』『○○のときに感じていた疑問につながるような気がする』と、自分の生活に結びつけて考えている生徒がいることに驚きました。

またどんな質問でも構わないとも伝えています。今のところあった質問などは以下の通り。

・国語はどうすれば点数が上がりますか?

・他の教科に勉強時間が取られて、国語系に時間が取れません。

・先生が受験生のときはどんな気分転換をしていましたか?

・さっきの問いは答えがAと思ったけど、納得いかないです…教えてください!

・遠足で気になる子にアタックします。応援してください!

・どうやったらモテますか?

・どうしても眠くなってしまいます、すみません…どうすればいいですか?

・内職がどうしてダメなんですか?

 

挙げたのは一部ですが、なるほど!と思うこともあれば、こちらが反省すべきことも指摘してくれてありがたいです。

どうしても教師という立場に驕りが出てしまうので、様々な生徒の声を拾えるのは貴重だと感じています。

プライベートなことを質問してくれたり、悩みを相談してくれるのは生徒との距離をはかる1つのバロメーターにもなりますね。

今の学年団では私が若者ゾーンに属していて、もう一人の同じゾーンの先生は厳しいと評価される方です。若者ゾーンでも役割分担をせねばならないので、自分の立場を客観的に見ることもできました。

 

自分のクラスでの取り組ませていますが、どうしてもお説教が他クラスに比べて多くなってしまって…。記入回数は少なくなってしまって、反省です。

しかし、授業のことは勿論、進学についての悩みを書いてくれる生徒もいるので面談の材料にもなっています。

基本、良いこと尽くめです。

目下の悩みは、一部の生徒が真面目に取り組んでくれないこと。

『いろいろです』『ぼちぼちがんばる』みたいなことしか書いてくれないので、指示の仕方が悪いのだと思います。しかし、具体的な指示を投げてもこの調子なので、なんとかその生徒に前向きに取り組んでもらえるように考え中です。

 

今のところはこんな感じ。

私自身がまだまだなので、これからです。しかし、だんだん生徒から『大福帳書きましょう!』と言ってもらえるようになりました。うれしい!

目の前の生徒に合わせて、どんどん変えていったり考えていきたいと思います!

参考にさせていただいた先生方、ありがとうございました!!