始まりました。そして今、読んでいるもの。『勉強の哲学』
始まりました、新学期。
新入生向けの行事が目白押し&配布物多すぎでてんやわんやです。
それぞれの分掌や人間が、それぞれのタイミングで資料を用意するので全く整理が追いつきません。
もっと上手に準備したり、印刷したりすると皆さんの仕事の負担も減るだろうし、ひいては生徒にきちんと向き合える気がするのですけど、私のキャパが広くないからかしら・・・笑
授業は始まるけれども、健康診断や写真撮影などまだまだ落ち着きません。今年度は問題演習が中心ですが、その文章を読んで解く、だけではなくテーマになっている思想などについても向き合っていきたいなぁと思います。
自分が学生のときにも感じていたことですが、「そんな考えがあるのか」「そういう歴史があったのか」というような、気付きを得られるのが国語(現代文・古文・漢文問わず)だと思うのです。
もっと上手くまとめたいのですが、未熟者なので言葉が出てきません。しかし、この辺りを生徒にも伝えていきたいなぁというのが、私の教師としても目標みたいなものになっていると思います。
どうしても、筆者や論者の意見を100%理解し、賛成しなければならない!と生徒たちが考えているようになりません。筆者の意見が理解できない(賛成できない)から、分からない。という生徒が多いような気がします。
1つの意見、考えとして受け止める。その上で自分に生かしてもらいたい。それが卒業までに少しでも近づけるようにサポートしたいです。
そして、今読んでいるもの。
本校の図書室にありました。司書さんのおすすめです。
なかなかスムーズには読めませんが、じっくり読んでいると面白いですね。
深くは勉強しないというのは、周りに合わせて動く生き方です。
状況にうまく「乗れる」、つまりノリのいい生き方です。
それは、周りに対して共感的な生き方であるとも言える。逆に、「深く」勉強することは、流れの中で立ち止まることであり、それは言ってみれば、「ノリが悪くなる」ことなのです。
深く勉強するというのは、ノリが悪くなることである。
(P12より)
あぁ、なるほどなとなりました。
私が読書が好きなのは、新しい表現に出会えるかもしれません。
こういう経験は大好きです。
もちろん自分の勉強のためでもあります。しかし、そういう楽しみ方もありですよね。
なんとなく学級通信に載せたくなっています。笑